初期データとは、インストールの際や、テーマを適用する際に読み込むデータベースの初期データを指します。
初期データはテーマに梱包する仕組みになっており、サンプルデータ付きのテーマを作成することができます。
固定ページのデータや、メニューなどが登録された前提のテーマを作成する場合に活用できますし、制作会社の立場で、お客様向けに何度もbaserCMSを納品する際にいつも同じ設定を行うのであれば、自社の雛形としても有効利用する事ができます。
コアパッケージに梱包しているテーマが初期データを保有している場合、インストーラーのステップ3で初期データを選択することができます。
テーマ管理においてテーマを切り替える場合、切り替え先のテーマが初期データを保有している場合、テーマの切り替え後に選択されたテーマの右側にある「初期データ読込」ボタンから初期データを読み込むことができます。
初期データ読込を実行した場合、現在、保存されているデータは全て初期化されるので注意が必要です。
初期データの中身は、CSVファイルとなっています。
CSVファイルとして手作業で作成してもよいですが、現在のデータベースのデータを元にして、管理システムよりダウンロードすることができます。
テーマ管理より、「テーマ用初期データダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。
なお、初期データの中身の構成は次のようになっています。
- default/
- PluginName/
- table_name.csv
「テーマ用初期データダウンロード」よりダウンロードしたデータは、「default」というフォルダにパッケージングされますので、解凍してできたフォルダを次のパスに保存します。
また、default の名称を変更する事で複数セット梱包する事ができます。
# 初期データのフォルダ例
/plugins/theme-name/config/data/default/
/plugins/theme-name/config/data/sample/